死者たちの夏2023
ジェノサイドをめぐる音楽と文学の3日間
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100年前の首都圏で、日本人はなぜ、ふつうに人間に対するように、朝鮮人に向き合うことが出来なかったのか。
人を「殺害可能」な存在とみなすために、どのような偏見や妄想が準備されたのか。
私たちは7年前の夏に相模原市の障害者施設で殺傷事件が起きたときにも同じ問いを自分にぶつけた。
世界には残虐な行為があふれている。いまも、さまざまな場所で、人間が人間を殺している。なぜ?
たしかに、人間を戦争に向かわせ、ジェノサイドに向かわせるのに、言葉や音楽は大きな力を発揮する。
しかし、そこに気づかせてくれるのも音楽、そして文学なのだ。
西 成彦
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◉会場:調布市せんがわ劇場
東京都調布市仙川町1-21-5/京王線仙川駅徒歩4分
◉チケット:一般3,200円(自由席・前売当日共)/学生1,800円(学生証提示)
(席に限りがありますお早めのご予約を!)
◉リピーター料金:(チケット半券提示で)各回 500円割引
◉お問い合わせ:2023grg@gmail.com (「死者たちの夏2023」実行委員会)
◉WEBページ:https://2023grg.blogspot.com[このサイト]
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1)音楽会
2023年6月9日(金)
開演19:00 開場18:30
イディッシュソング(東欧ユダヤ人の民衆歌曲)から朝鮮歌謡、南米の抵抗歌へ
(演奏曲目)
Yisrolik, Papirosn (たばこ売りの戦争孤児の歌/イディッシュソング)
N’kosi Sikelel iAfrica (アフリカ黒人解放運動アンセム)
Der Graben (塹壕/第一次大戦の悲惨さを問う反戦歌)
鳳仙花 (韓国初の近代歌曲かつ抗日運動のアンセム)
不屈の民 (南米民主化運動の世界的アンセム)
平和に生きる権利 (チリ民主化運動に命を捧げたビクトル・ハラの名曲) ほか
◉出演:こぐれみわぞう(歌、チンドン太鼓)
大熊ワタル(クラリネット ほか)
近藤達郎(ピアノ、キーボード ほか)
◉解題トーク:東 琢磨、西 成彦
◉チケット予約はこちら
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2)&3)
朗読会
2023年6月10日(土)
開演14:00 開場13:30
ホロコーストの記憶との闘い
(朗読テキスト)
チェスワフ・ミウォシュ「カンポ・ディ・フィオーリ」
ヴワディスワフ・シュレンゲル「向こう側が見える窓」
パウル・ツェラン「死のフーガ」「暗闇」「白楊」
後藤みな子「炭塵のふる町」
シャルロット・デルボー「マネキンたち」
ドヴィド・ベルゲルソン「二匹のけだもの」 ほか
(キーワード)
ワルシャワ/アウシュビッツ/ヒロシマ/ナガサキ/ウクライナ
2023年6月11日(日)
開演14:00 開場13:30
ポストコロニアルを生きる道
(朗読テキスト)
エドウィージ・ダンティカ「骨狩りのとき」
エドゥアルド・ガレアーノ「日々の子どもたち」
エドゥアール・グリッサン「苦しみの台帳」
ダヴィッド・ジョップ「アフリカ」
ダニエル・キンテーロ「度々の実践について」
アブドゥラマン・A・ワベリ「いくつもの頭蓋骨が」
目取真俊「面影と連れて」 ほか
(キーワード)
ハイチ/マルティニーク/ペルー/アルゼンチン/ルワンダ/オキナワ
◉出演:新井 純、門岡 瞳、杉浦久幸、高木愛香、高橋和久、瀧川真澄、平川和宏(50音順)
◉解題トーク:久野量一、大辻 都、西 成彦 ほか
◉演出:堀内 仁
◉音楽:近藤達郎
◉チケット予約はこちら
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◉照明・舞台監督:伊倉広徳
◉音響:青木タクヘイ(ステージオフィス)
◉舞台美術:菅野 猛
◉衣装:ひろたにはるこ
◉撮影:片桐久文
◉プロデューサー:瀧川真澄
◉協力:立命館大学国際言語文化研究所、劇団もっきりや、株式会社ヘリンボーン、俳協、有限会社プロダクション・タンク
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「死者たちの夏2023」実行委員会
◉実行委員長
西 成彦
(ポーランド文学、比較文学)
◉実行委員(50音順)
石田智恵
(南米市民運動の人類学)
大辻 都
(フランス語圏カリブの女性文学)
久野量一
(ラテンアメリカ文学)
栗山雄佑
(沖縄文学)
近藤 宏
(パナマ・コロンビア先住民の人類学)
瀧川真澄
(俳優・プロデューサー)
寺尾智史
(社会言語学)
中川成美
(日本近代文学、比較文学)
中村隆之
(フランス語圏カリブの文学と思想)
野村真理
(東欧史、社会思想史)
原 佑介
(朝鮮半島出身者の戦後文学)
東 琢磨
(音楽批評・文化批評)
福島 亮
(フランス語圏カリブの文学、文化批評)
堀内 仁
(演出家)
◉補佐
田中壮泰
(ポーランド・イディッシュ文学、比較文学)
後山剛毅
(原爆文学)
◉アドバイザー
細見和之
(詩人・社会思想史)